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真鍋伸一を出迎え


それから更に半月後に向かったのは、真鍋伸一である。
刑務所の出所者待合室で、待ち合わせていた真鍋伸一に、山本信秀は言う。
刑務所には伝えて置いたのですが、
私は、ロンフィ社で長島社長の補佐をしている山本信秀です
実はね、仕事に入る前に是非、お連れしたいところがあるのです
貴方はね
真鍋伸一のニ代前の前世は虎ノ門にあち法律事務所の弁護士吉川正雄さんです。
遠山一郎さんは殺人で25年の服役でしたよね。

真鍋伸一さん45歳ですよね。

えーとどこから話しましょうか、
私山本信秀こと金軍宙が静立永山刑務所に来たのです

前世を語り始める
貴方は2代前の前世の悪行の輪から抜け出せないのです。
貴方は2代前には、弁護士吉川正雄だったんですよ。
しかし、貴方は金に目が眩んで、いいかげんな弁護をしたんです。
若い貴方は法律を知らないので、真面目な初老の男を犯罪人にして、人生の高齢期を台無しにしたのです。
初老の男とは、ロンフィ社で長島社長の前世です
長島恭平は野永恭一であり、野永恭一さんこそロンフィ社の社長なんです。
野永恭一さんは、貴方に真実を話しましたよね。
そして法律論の言いましたよね。
でも貴方は、法律論は、私が専門だと言って耳を貸しませんでしたよね。
それで野永恭一さんは最高裁に上告書を書いたのです。
でも、その時貴方は、提出を止めようとしましたよね。
そうですね、貴方はこわかったのですよね。
貴方は、野永恭一さんの書いた上告書を読みましたよね。
それで、法律的に、何ら違反はないことを知ったのでしょね。
不法就労に対する幇助罪は、不法就労幇助罪であることをね。
そして、検察の言う起訴状の訴因である、内容虚偽の雇用契約書を作成したから、
不法就労できたので刑法の幇助罪を適用するというのは誤りであると悟りましたよね。
内容虚偽の書類を提出した場合は、入管法で在留資格の取消処分がされるのですよね。
しかし、彼らは入管から在留資格の取消処分をされていませんから、その幇助罪は適用できないのです。
虚偽の書類を作成した幇助罪は、在留資格の取消処分に対しての幇助罪なんですよ。

もし、検察が起訴するのであれば、彼らの在留資格取消処分を証明し、刑法の幇助罪を適用すべきなんですよ。
仮に、検察がそうしていたとしても、刑法の幇助罪は正犯の半分なのですよ。
在留資格の取消処分は、正犯を強制的に国外退去するのが行政罰則なのです。
そうするとね、日本人に、強制的に国外退去の半分はありえませんよね。
参考に言うとね、野永恭一さんが起訴される月の7月1日からこの条文は追加修正され、
外国人が虚偽の書類を作成したり幇助、教唆した場合は、刑法の幇助罪ではなく、
同法で、正犯と同じように強制的に国外退去するのが行政罰則としたのですよ。

お金儲けで弁護活動をするからこういうことになるのですよ。
警察、警察は恣意的に、逮捕しそして起訴したのですよ。
貴方が、まじめに法律がわかる、六法が読める弁護士でしたら、
野永恭一さんの逮捕とともにすぐに、釈放の要求ができたのですよ。
貴方が法をもとにした、釈放要求をしないので、彼らは安心して暴走できたんですよ。
一般の国民は、警察が虚偽報道をしてめくらませをしていますから、
違法な逮捕とは思いませんからね。
彼らは、真面目な国民にも適当な罪名で殺人罪にもしているんですよ。

そうそう、私のことを言っていませんでしたね。
私は、入管法違反幇助事件で野永恭一社長さんと一緒に共犯とされた金軍宙なんですよ。

私はね、社長の恩義もわすれ、警察、検察に言われて虚偽の説明をしたんです。
私は彼らから謝礼を貰って、レンフィ社を利用したのです。
貴方も裁判で指摘しましたから、そのときは正直に答えましたよ。
検察には、レンフィ社は彼らを雇用する意志がなかったと言えというので、私はそう言いました。
「嘘で、レンフィ社は彼らを採用するつもりはなかった」とね、
でも貴方から、警察での証言を指摘されて、
「野永さんが使いたいからと言いました」と言ったんです。
片方は嘘を言って、片方は本当のことを言ったんです。
でも貴方は、それ以上追求してこなかったので、
「ホットしたのですが、野永社長に罪悪感を感じました。」
「これでもね、朝鮮族でしたから仁義は心得ていましたからね」

それとねお金のことですが、
「私は、中華料理店を買うためにお金が必要だったんですよ」
それでね、レンフィ社を利用して、ビザをとってやるからと言って、
彼らから報酬をもらたんです。
もちろん野永社長には、分前を渡しません。
言っても野永社長はいらないと言うに決まっていますし、
第一そんな余裕はありませんよ。
中華料理店を購入する資金にしなければなりませんから。
1000万円貯めるのは大変でしたからね。
この事は検察官にも言ったんでしょ。
でもね、そんな事は言うな」と言われたので、
聞かれませんでしたから言いませんでした。

あの時、聞かれたら正直に言っていたと思います。
検察は困ったと思いますよ。
やっぱり貴方は公判でも素人の弁護士でしたね。

少しだけ困った時がありました。
お金を野永社長に振り込んだとの証言です。
私は、野永社長に一円も振り込んでいません。
第一、お金を振り込むのに「金」だけで振り込む中国人はだれもいません。
聞いたこともありません。
中国人は常に、姓名で名乗ります。
それを金の名前で預金通帳にあるから、私が振り込んだシナリオにしたのは検察官です。
わたしは、貴方に追求されて、しどろもどろだったんです。
言う、時期と金額と理由がその都度変わりました。
もう完全にバレると思いました。
でも裁判官が助け舟を出してくれたのでホッとしました。

この時も貴方は素人の弁護士だったのです。
でもね、野永社長が怒ったんもは、この公判のやりとりでは無いのです。
法律を無視して罪人にする行為です。
貴方が、法律を知らないで弁護士をしていることです。
法律は丸暗記するのではなく、法の論理を理解することです。
六法を見てもいいのですよ。
あなたは、それをしなかったのです。
見方がわからなかったのです。
弁護士をしてはいけなかったのです。

でも吉川正雄は長生きしましたよね。
でも晩年、貴方はベッドで12年苦しんで72歳で病死しましたよね。
それは哀れな老後でしたね。

そして生まれ変わり、サラリーマンの家に長男として生まれたが、大学を卒業した貴方は
酒を飲んで車を運転して敬老ゲートボール大会の帰りの老人を10人も交通事故死させ、
そして貴方も塀に激突して死亡したのです。
貴方は、法律を守らない因果因縁が続いていたのです。

そして生まれ変わり、貧しい失業者の子どもとして生まれます。
真鍋伸一、貴方です。
中学を卒業すると、盗みかっぱらいで何度も少年院に送られましたよね。
そして二十歳になったある日、またしても貴方は、
朝方まで酒を飲んで車を運転して、
幼稚園に登園する幼児の列に突入して10人の死者と10人の負傷者を出す事故を起こしたのです、
そして貴方も殺人で25年の懲役で服役していたのです。
貴方には、法律を守らない因果因縁が今世も続いているのです。
まだ貴方は45歳ですが、貴方に今世はもうありません。

このままでは1ヶ月もありません。
そして、来世は、・・・・・
その前に、野永恭一がスポンサーになるので輪廻の里を訪ねないか